本校寄宿舎の中庭には、欅の木をモチーフにした植え込みがあります。これは寄宿舎のマークです。このマークは寄宿舎生活のしおりや保護者のしおりにも描かれており、本校寄宿舎を象徴するものとなっています。

 このマークは、昭和61年(1986年)に第20回全日本聾教育研究大会が本校を会場として行われるにあたり、当時運営舎監だった高等部専攻科デザイン科(現:造形芸術科デザインコース)の上田久三先生がデザインして下さったものです。当時寄宿舎を囲んでいた大きな欅の木のように寄宿舎生が立派にたくましく成長してほしいという願いを込め、欅の木と寄宿舎の手話をベースに考案されました。

 このマークを植え込みで再現するために、当時主任指導員だった石井清一先生が上田先生のデザインがを設計図に書き起こし、2010年度に在籍していた寄宿舎生が有志で作り上げました。

 今では毎年寄宿舎生がこのマークを囲み、記念撮影を行っています。