第17回全日本学生・ジュニア短歌大会表彰式

 全日本学生・ジュニア短歌大会は,日本歌人クラブが主催する短歌大会で,〈小学生・中学生の部〉と〈高校生・大学専門学生の部〉から成っています。第17回全日本学生・ジュニア短歌大会には,7717首(小学生1099首,中学生4653首,高校生1777首,大学専門学生188首)の応募があり,第一次選考を通過した423首の中から入賞作品が決定しました。

 本校中学部からは,生徒全員が授業などで作った短歌をこの大会の〈小・中学生部門〉に応募し,2年生徒1名が,選者賞(藤原龍一郎賞)を受賞しました。選者賞は,上位四賞(文部科学大臣賞・毎日新聞社賞・東京都教育委員会賞,日本歌人クラブ賞)に次ぐ賞で,選者8名がそれぞれ優れた一首を選んで決定するものです。

 表彰式は,10月28日(土)に明治神宮参集殿で行われ,全国各地から受賞者が集まりました。表彰式では短歌と講評が読み上げられ,金色の屏風が輝くステージで賞状をいただきました。

 『テスト前 難しい漢字 書きたいよ 美濃部達吉 十二回書く』

 受賞したこの作品は,自分の思いを表現するために,授業中,ノート1ページをびっしり言葉で埋めて,何度も言葉を練り直し,生まれました。思いを素直に,そして個性あふれる表現で詠んだことが今回の素晴らしい賞につながったと思います。