中学部 修学旅行

 中学部3年生は9月6日(火)から8日(木)の2泊3日で,石川県金沢市に修学旅行に行ってきました。コロナ禍での修学旅行ということで,見学先などではマスクや透明マスクを着用し感染対策を徹底しての実施となりました。生徒たちは金沢の歴史や文化,伝統に触れその奥深さを実感するとともに,友だちとのかけがえのない時間を過ごすことができたと思います。

【1日目】

 1日目は九谷焼の絵付け体験と石川四高記念文化交流館の見学,長町武家屋敷跡の散策を行いました。絵付け体験では,生徒たちが考えたデザインをマグカップに描きました。「ここは赤にして,それ以外の部分は青にしよう」「色を混ぜることができないからここの部分はどうしようかな」など思い思いにデザインを考えるとともに,「直線を描くのが難しい」「こんなに細かい作業をするなんて,職人さんは凄い」と,受け継がれてきた技術の高さに驚いたようすでした。

【2日目】

 2日目は,金沢城公園と兼六園,石川県立歴史博物館の見学や金箔貼り体験などを行いました。金沢城公園では,実際に建物の内部に入り,城好きの生徒が「ここから石を落として敵の侵入を防いだんだ」と,友人に説明するようすも見られました。金箔貼り体験ではどの生徒も細かな作業に緊張しながら真剣な面持ちで金箔を貼っていましたが,作品が完成すると満面の笑みを見せていました。

【3日目】

 最終日となった3日目は,安江金箔工芸館の見学とひがし茶屋街の散策を行いました。安江金箔工芸館では,金箔作りの工程やその特徴を知り「金箔がどうして高価なのか分かった」「金箔に光を当てると青色になるんだ」など生徒たちはさまざまな発見をすることができました。また,ひがし茶屋街の建造物を見ながら,1日目に散策をした長町武家屋敷跡との違いを考える生徒もいました。