東京理科大学との連携プログラム

11月30日(水)に、東京理科大学との高大連携プログラムとして、エネルギーの変換をテーマに講座を実施しました。これは、エネルギーの変換について様々な実験を通して学び、身近な応用例や社会問題についての視野を広げるために、東京理科大学の興治文子先生と連携して実施したもので、高等部普通科生徒22名が参加しました。

まず、渦電流の原理を使った身の回りの製品について、IHヒーターや交通系ICカード、手動ライトの仕組みを学びました。手動ライトは実際に振って充電させて光らせた後、分解してライトが消えずに光り続ける原理を考えました。次に、エネルギー変換の重要性や再生可能エネルギー、二酸化炭素の排出を学び、発電に関する実験を行いました。手回し発電機を回した際の電流や電圧を、回路をつくってタブレット端末を用いて測定しました。電流センサーや電圧センサーを使用することで、自分が手回し発電機で生み出した電気量を視覚的に確認することができました。最後に自然エネルギーである風力を用いた風力発電について学習しました。折り紙を使った8の字風車を作り観察することで、風力発電に適している風車の羽の形や風の向きを考えました。

タブレット端末を用いて電流・電圧を測定している様子

 終了後のアンケートでは、「今後、無駄のないエネルギーの使い方や環境のことについて意識して生活したい」「私たちの生活はたくさんのエネルギーによって支えられていることを再認識させられた」「エネルギーの研究には効率化が欠かせないと感じた」「実際に体感してエネルギーについて感じたり考えたりすることができた」などの感想があり、大変有意義な経験となったようです。