ちば夢チャレンジかなえ隊 ベースボール型授業⚾

今年度、小学部は、千葉県の派遣事業「ちば夢チャレンジかなえ隊」に応募しました。(事業については、こちらをご覧ください。)
その結果、多くの申し込みの中から本校を選んでいただきました。そして、千葉ロッテマリーンズベースボールアカデミーのコーチをお迎えして、「ベースボール型の授業」をしていただきました。

授業当日の2月14日午前中は、風もなく、春のような暖かさでした。
4年生から6年生の高学年児童が、本校グラウンドに集まりました。子どもたちや教員はみんな、事前にいただいた、千葉ロッテマリーンズのマークが入ったキャップをかぶっています。
ベースボールアカデミー校長の挨拶や、コーチの自己紹介の後、早速活動が始まりました。

はじめに、コーチ同士のキャッチボールや、遠くにボールを投げる様子を見せていただくと、子どもたちからは「すごい!」「はやい!」などと歓声が上がりました。
子どもたちの活動に入る前に、コーチから大切なお話しがありました。

「ペアで投げ合う時は、お互いに思いやりの気持ちを持って、気持ちよくプレーしましょう。」

子どもたちは、ボールを持って活動を始めました。柔らかで安全なスポンジ製のボールを使わせていただきました。
ボールと仲良くなるためのセルフキャッチや、ボールの捕り方や投げ方などを分かりやすく教えていただき、続けてペアでキャッチボールをしました。
相手への思いやりを持って、お互いに声をかけ合いながら、活動に取り組みました。

「いくよー」「いいよー」
「ナイスボール!」「ナイスキャッチ!」
「とんとんくるっ」「パクッ」

ボールを打つときの体の動きも教えていただき、いよいよチームに分かれてゲームを行います。
この時も、事前にコーチから大切なお話しがありました。

「勝ち負けよりも、大事なことがある」

思いやりの気持ちを忘れず、楽しくゲームをしましょうというお話しでした。

ベースボール型ゲーム「キャッチ&ランゲーム」のルール説明を受けて、2つの場所に分かれてゲームが始まりました。
バッターにはたくさんの声援が飛び、守備も声を出し合いながら協力して楽しく取り組むことができました。

楽しい時間はあっという間に過ぎていき、閉会の時間になりました。
先生方からは、「夢をかなえること」についてのお話しをいただきました。子どもたちは真剣に耳を傾けて、一言一言を胸に刻んでいるようでした。

質問コーナーでは、児童からたくさんの手が上がりました。

「千葉ロッテマリーンズの目標は何ですか。」
「野球がうまくなるにはどうしたらいいですか。」
「選手たちが50メートル走をしたら、何秒くらいの記録が出ますか。」

一つ一つの質問に丁寧に答えていただき、深く学びを得る時間となりました。
最後に、集合写真を撮り、先生方と握手を交わして、車が見えなくなるまで手を振ってお見送りをしました。

本校の児童たちは、野球をしたことがある子どもが少なく、今回初めて野球をするという子もたくさんいました。
子どもたちは、「楽しかった」「もっとたくさんゲームをしてみたかった」「またやりたい」「野球を習いたくなった」と口々に話していました。
年明けに、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手からいただいたグローブもありますので、今年は本校の小学部でも野球がブームになるかもしれません。

最後になりましたが、今回ご来校いただいた、千葉ロッテマリーンズベースボールアカデミーの校長・コーチの皆様、子どもたちのきこえに何度も心を配りながら、丁寧で楽しくご指導をしていただき、ありがとうございました。
貴重な経験をさせてくださった、千葉県環境生活部スポーツ文化局生涯スポーツ振興課の方々にも、心より感謝申し上げます。