令和5年度 中学部修学旅行

 中学部3年生の14名は9月6日(水)から8日(金)にかけて,京都・奈良方面に2泊3日の修学旅行に行ってきました。3年生はコロナ禍で小学部の修学旅行に行けなかったため,初めての修学旅行になりました。自由行動ではどこに行くか,京都・奈良の見どころは何かなど,準備の段階からとても楽しみにしている様子が見られました。

【1日目】

 1日目は東大寺の大仏や興福寺の国宝館に収蔵されている阿修羅像などを見学しました。教科書で見ていた大仏や阿修羅像を生で見て「想像していたよりも大きい」,「指先まで細かく作られている」とその迫力や精巧な作りに圧倒されていました。また,奈良公園の鹿とも触れ合い,緊張した面持ちで鹿せんべいを与えている生徒もいました。

【2日目】

 2日目は三十三間堂と金閣寺を見学したあと,2つのグループに分かれての自由行動となりました。三十三間堂では本堂の厳かな雰囲気と1001体の観音像に圧倒され,事後学習でも京都の思い出として三十三間堂を挙げる生徒が多くいました。金閣寺ではきらびやかな舎利殿を見て「ここに住んでみたい」と話す生徒や,舎利殿(しゃりでん)がより美しく見えるよう庭園が設計されていると考える生徒がいました。

 自由行動では二条城グループと伏見稲荷大社グループに分かれ,それぞれの建物の美しさや建築上の工夫に関心を示していました。

 夜は京都タワーに上り,展望台から京都の夜景を見ることができました。

【3日目】

 3日目は清水寺の見学と清水焼絵付け体験を行いました。最終日ということで,茶碗坂から清水寺に向けて坂を登っている間は,口数も少なく疲れた様子でしたが,清水の舞台から京都の街並みを見て,疲れも吹き飛んだようで「すごい,京都タワーが見える」などと話していました。清水の舞台に立つと「どうして床が傾いているのかな?」という声も聞かれ,実物を見ることで新たな気付きや疑問をもつことができました。

 この体験では,コップに思い思いの絵を描きながら,修学旅行最後の時間を楽しんでいました。

保健室

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