会長挨拶

PTA・後援会会長 伊藤 芳久

平成18年度に引き続き、平成19年度の本学PTAおよび後援会会長を、私が務めさせていただくことになりました。今年度は、父母側の副会長として稲川和彦氏(高等部)に就任していただくことになり、各部の新役員の方々と共に、PTA・後援会活動を実践してゆきたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。

さて、この1年間を振り返ってみますと、昨年度は本校にとって激動の年であったと思います。昨年10月には、第9回アジア太平洋地域聴覚障害者会議(APCD2006)・第40回日本聾教育研究大会が文京シビックホール、椿山荘、本学、筑波技術大学、都内の聾学校を会場として開催され、多くの成果とともに終了しましたが、本校は主幹校でもあり、大会3日目には本校で授業公開、研究協議会が開催されましたので、先生方は準備・運営等で長期間にわたり大変なご尽力をされました。また、丸谷全国ろう学校PTA連合会会長・前本校PTA・後援会会長が、家庭教育を考える部会を主宰され、全体会と子供の発達段階に合わせた3分科会が開催されて多くの実りある成果を生み出しました。本校からは四十数名の保護者のご参加をいただき、本部会の原動力となりました。このように、APCD2006が成功裏に終了したことにつきましては、会長として本校関係各位のご協力に対し、心より御礼を申し上げます。また、平成19年2月19日にはAPCD2006の開会式にご臨席を賜った秋篠宮殿下が、妃殿下紀子様と共に本校をご視察され、この日は本校にとって歴史に残る日となりました。このような大きな行事が、連続する中においても体育祭、文化祭をはじめとする例年の行事が予定通り実施されましたことは、本校の先生方のご尽力と保護者の皆様の協力の賜であり、皆様に重ねて御礼を申し上げます。

話は変わりますが、平成18年度から19年度のはじめにかけては、本校や教職員、保護者に関係する法律の大改正とそれに伴う大きな変更がありました。その一つは、学校教育法の一部を改正する法律が平成19年4月1日から施行されたことで、これに伴い本校の正式名称が筑波大学聴覚特別支援学校に変更されました。当面の間、筑波大学附属聾学校という名称も併記できることになりましたが、長年使われてきた「筑波大学附属聾学校」という名称は、在校生、卒業生をはじめ教員、保護者にとってもかけがえのないものであり、「通称」として今後できうるかぎり存続して行ってほしいと願っております。また、名称の変更だけでなく、この法律の改正が、本校における教育にも変化を与えていくものと考えられます。第2番目としては、教育基本法という教育の根幹を制する法律が昭和22年に制定されてから初めて大改正され、平成18年12月22日に施行されました。この改正について保護者として特に知っておかなくてはならないことは、家庭教育に関して「父母その他の保護者は、子の教育について、第一義的責任を有し、生活のために必要な習慣を身につけさせると共に、自立心を育成し、心身の調和のとれた発達を図るように努めること」(第十条)がはじめて明文化されたことです。我々保護者は、このことをしっかり胸に刻み、子供の健全な成長のために努力することが、今後より一層重要になって来ると思います。

最後になりますが、このような変わりゆく時代の中で、教員と保護者が連携を密にし、子供たちがこの学舎で健やかに成長できるよう、それぞれの立場で頑張っていただくことを願いし、私の挨拶とさせていただきます。

筑波大学附属聾学校
『PTAだより・平成19年6月8日発行』より


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