補聴器ミニ講座~0歳児グループ~

 0歳児グループで、補聴器のミニ講座を行いました。

 今回のテーマは「補聴器のお手入れ」です。

 汗をかきやすいこの時期、補聴器本体やイヤモールドは汗でベタつきやすくなります。また、イヤモールドの中には耳垢や汗が付着しやすく、補聴器で増幅した音が耳に届きにくくなることがあります。

お子さんが補聴器を心地よく装用できるように、そして、音や声を快適に聞けるように、毎日のお手入れが大切です。

 しかし、多くのご家庭にとって補聴器は初めて扱うアイテムです。電池の交換方法、装用の仕方、保管方法など、どれも初めての経験になります。

そのため、保護者向けの講座では、参加された方が実感をもって理解し、「おうちでやってみよう。」と納得して一歩を踏み出せることを大切にしています。

 まず、補聴器のトラブル状態の体験として、イヤモールドに水滴(汗の代わり)やお菓子の細かなかけら(耳垢の代わり)を詰めた補聴器を準備し、試聴チューブを使って音を聞いていただきました。

保護者の方々からは、

「少しの水滴(汗)でも音が全然聞こえなくなることに驚きました。」

「耳垢がつまっていると、聞こえが全然違うと思いました。」

といった声があり、日々のお手入れの必要性を再認識された様子でした。

 次に、実習形式で耳垢や汗を取り除いたり、イヤモールドを洗ったりしました。

保護者同士でペアになって、相談したり教えあったりと和気あいあい取り組みました。

「今まで水だけで洗っていたので、歯間ブラシ等を使ってきれいにする方法を知れてよかったです。穴の部分を下に向けてかき出すことは意識していなかったので、勉強になりました。」

「イヤモールドの洗い方が分かりました。少しずつお手入れセットを準備していこうと思いました。」

「補聴器本体やイヤモールドなど、肌に触れるところをきれいに拭くだけでも付け心地がよくなると分かったので、毎日取り組みたいです。」

といった感想があり、定期的にお手入れしようという意識が高まったようでした。

 

このように、保護者が補聴器をこまめにお手入れし、幼い頃から心地よく補聴器を装用する経験を積むことは、子どもが大きくなったときに「自分の補聴器を自分で大切にしよう」という気持ちにつながっていきます。

 ほかにも、

「お手入れの手順カードをいただけたので、家族にも共有しやすくありがたいです。」

「パパにも共有します。」

と、家族みんなで補聴器のお手入れに取り組もうとする声も聞かれました。

 補聴支援は、単に聞こえやすい環境を整えるだけでなく、家族全体の難聴理解を深める家族支援でもあります。

幼稚部

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