1年生の活動の様子~絵本から拡がるあそび~

幼稚部では、絵本に触れる機会がたくさんあります。

子どもの興味に合わせて、いろいろな絵本を使いながらやりとりしています。

今回は、3歳児の学級で扱った絵本に関するエピソードです。

ある日の活動の中で、夏の虫に関する絵本を読みました。

バッタやセミ、カブトムシやクワガタなど、子どもたちが大好きな虫がたくさん出てくるお話です。子どもたちは、興味津々。夢中になって何度も見ていました。

特にお気に入りのページが「セミを捕まえようとそうっと近づくと、逃げられた!」

という場面です。そのページを何度も見返すうちに、「ミーンミーン」とセミの鳴き声で

真似っこ遊びが始まりました。

「セミはどこかな~?」「きこえるかな?」と言うと、

「ミーンミーン。」と鳴きまねをする子ども。

「あ!いたいた!」「みーつけた!」

「つかまえるぞ~!」と言うと、「にげろ~。」と逃げる子ども。

そこから追いかけっこに発展していきます。

最後は、捕まえられず「ざんねーん。」と悔しがるところまで絵本のストーリーに合わせて

遊びました。子どもたちはとても楽しそうに走り回り、役割を交代しながら何度も遊びました。絵本の一場面だけで、こんなにも楽しめる元気な子どもたち。

セミの鳴きまねがどんどん上手になっていき、とても盛り上がりました。