専攻科とパリ聾学校の国際交流

5月26日、筑波大学附属聴覚特別支援学校 高等部専攻科の生徒たちと、フランス・パリ聾学校の生徒たちとの国際交流が行われました。

はじめに、互いに自己紹介をし合い、緊張しながらも笑顔でのスタートとなりました。

中庭で記念の集合写真を撮影し、京成電車に乗って国府台駅から京成船橋駅へと移動しました。

京成船橋駅に到着後は、班ごとに自由行動の時間となりました。

訪れた百円ショップでは、売り場に並ぶ多様な製品に興味津々の様子で、生徒たちは

「これ何に使うの?」

「こうやって使うんだよ」

と、売り物についてお互いに話が弾み、楽しく過ごすことができました。

欲しいものを一緒に探したり、実際に商品を手に取って感想を共有したりと、国を超えた交流が自然と生まれていました。

その後、京成船橋駅周辺でも交流を深め、昼食はしゃぶしゃぶと寿司の食べ放題へ行きました。

パリ聾学校の生徒さんの中には、初めてしゃぶしゃぶを食べるという方もおりましたが、みな笑顔で料理を囲みながら、満腹になるまで楽しむことができました。

交流後、生徒たちからは多くの感想が寄せられました。

「外国人とはなかなか話す機会が少ないので、この時間はとても貴重だと思いました。」

「最初は緊張もあり、どうすればパリ聾学校の生徒たちと仲良くなれるのか不安でした。でも、スマートフォンの翻訳アプリや、身振り手振り、ジェスチャーを使って、スムーズにコミュニケーションを取ることができ、最後まで楽しく過ごすことができました。」

「初対面のときは緊張と不安がありましたが、慣れてくるとコミュニケーションが楽しくなりました。自由散策の時間が短かったので少し物足りなさはありましたが、数時間で友達のように楽しむことができて、とてもよい思い出になりました。」

生徒たちにとって、国際的な交流を通して学び・感じることの多い、充実した一日となりました。

今回の貴重な機会を支えてくださったすべての関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。