筑波大学附属視覚特別支援学校寄宿舎との交流会

10月13日(月)に筑波大学附属視覚特別支援学校の寄宿舎に舎生5名職員2名で伺い、交流会を行いました。毎年行っている交流会も今年で6回目を迎えます。そしてこの交流会は、異なる障害を持つ者同士でコミュニケーションをとることのできる貴重な時間となっています。

当日は午前中に「自己紹介」「名刺交換」「寄宿舎見学」を行いました。また、視覚障害者が日常生活で使用している道具の紹介もしていただきました。机いっぱいに広げられた道具には全員驚いていました。

昼食は喜んでもらえるようにと、盲学校の舎生が考えてくれたメニュー(チキンライスホワイトソースかけなど)が振る舞われました。食事中の何気ないコミュニケーションが、心の距離をぐっと近づけるきっかけになりました。

午後にはお互いの障害についての理解を深める機会を設けました。点字教科書・点図などを触って、1ページに敷き詰められた点字に圧倒されました。他にも視覚障害者はどうやってスマホを使うのだろう?という疑問に対しては、音声でスマホを動かす仕組みを教えていただきました。こちらは、補聴器と人工内耳の説明や振動式目覚まし時計、フラッシュライトが点滅するインターホンなどの生活グッズの紹介をしました。

さらに「ワードウルフ」「手話伝言ゲーム」といったレクリエーションを通して、絆を深めていきました。

最後にはプレゼント交換をして「弱視者生活 いろはにほへと」という本をいただきました。参加者全員で聾学校寄宿舎のテーマソングである「夢をあきらめないで」を歌って、交流会を締めくくりました。あっという間の時間でしたが、この日のために準備をしていただいた盲学校寄宿舎の皆様、ありがとうございました。