研究成果報告書(最終報告書)

御礼とご挨拶

2021年7月


拝啓

小暑の候、皆様におかれましてはますます御健勝のこととお喜び申し上げます。

さて、私ども筑波大学研究グループでは、令和元年から2年にかけて『新学習指導要領に示される聴覚障害の状態等に応じた言語活動の充実 ~人工内耳装用児に対する全国調査と実践研究に基づいて~』の研究を進めて参りましたが、この度、2年間の調査に関する分析と特別支援学校(聴覚障害)幼稚部での実践研究を終了し、その成果についてまとめることができましたのでここに報告させていただきます。

本成果報告書には、特別支援学校(聴覚障害)幼稚部から高等部専攻科の人工内耳装用幼児児童生徒に関する分析結果と、小学校と中学校の特別支援学級(難聴)、通級指導教室(難聴)の児童生徒に関する分析結果に加え、特別支援学級(言語障害)、筑波大学附属聴覚特別支援学校幼稚部の実践研究についての内容が掲載されています。

研究を進めるに当たりましては、全国聾学校校長会、各学校の校長先生方、人工内耳装用幼児児童生徒の担当の先生方、さらに小学校及び中学校の特別支援学級(難聴)、特別支援学級(言語)、通級指導教室(難聴)を担当されている先生方に多大なるご協力とご尽力を賜りました。多くの先生方のお力添えにより研究の成果をまとめることができました。ここに改めて深く感謝の意を表したいと思います。

本研究の成果が、人工内耳装用幼児児童生徒に対する言語指導のための基礎的資料となることを期待するものです。ご高覧いただき、忌憚のないご意見・ご批評をお寄せいただけましたなら幸いに存じます。

なお、冊子での成果報告書は本年3月発行し、ご協力いただいた学校及び関係機関に配付しております。しかしながら印刷数に制限があるためご協力いただいた先生方お一人お一人にはお届けすることができませんでした。そのため、ぜひこちらからダウンロードしご活用いただきたくお願いいたします。本成果報告書はカラー版として冊子とは別に作成しております。

敬具


全体版 研究成果報告書(最終報告書)

第Ⅰ部 研究の概説
1章 研究の概要

第Ⅱ部 調査の結果
第2章 幼稚部
第3章 小学部
第4章 中学部
第5章 高等部本科
第6章 高等部専攻科
第7章 特別支援学校(聴覚障害)の総括
第8章 特別支援学級(難聴)・通級指導教室(難聴)
第9章 実践研究 筑波大学附属聴覚特別支援学校幼稚部実践研究
第10章 追跡調査
資料
資料1 「依頼文と調査用紙」特別支援学校(聴覚障害)
資料2 「依頼文とWEB調査ページ」特別支援学級(難聴)・通級指導教室(難聴)
資料3 「言葉の検査」筑波大学附属聴覚特別支援学校幼稚部実践研究
資料4 「依頼文と調査用紙(追跡調査)」特別支援学校(聴覚障害)