令和7年度 関聾研「聾教育実践研修会」の開催

6月19日(木)、20日(金)の2日間にわたり、令和7年度関東地区聾教育研究会「聾教育実践研修会」を開催いたしました。

本研修会は、関東地区の特別支援学校(聴覚障害)の先生方を対象に、聴覚障害教育に関する基礎的な理解を深め、日々の教育実践へとつなげていただくことを目的として、毎年実施しております。主に、指導経験3年未満の先生方にとって、聴覚障害教育の全体像を捉える貴重な機会となるよう企画しております。

今年度は、2日間で延べ214名の先生方にご参加いただきました。1日目はオンラインにて開催し、幼稚部から高等部専攻科まで、発達段階に応じた講義を行いました。本校教員による実践に基づいた講義に、参加者の皆様も真剣な面持ちで耳を傾けていました。

2日目は本校を会場に、学部・学科別に分かれて公開授業を実施し、その後、授業研究会および情報交換会を行いました。参加された先生方は、熱心に授業の様子をご覧になり、研究会や情報交換会では、日々の実践を共有しながら活発な意見交換がなされていました。

先生方の姿からは、子どもたちへの理解と支援に向けた強い意欲と熱意が感じられ、研修後のアンケートでも、「研修の機会が少ない中で、このような機会はありがたかった」「各学校の実態や悩みを共有することができてよかった」「今回学んだことを日々の授業に生かしたい」などの声が寄せられました。参加された皆様にとって、学びの多い充実した研修となったことがうかがえました。

今後も、聴覚障害教育に携わる先生方にとって、学びと交流の場となるよう、より一層充実した研修会を目指してまいります。引き続き、ご支援とご協力を賜りますよう、どうぞよろしくお願いいたします。

幼稚部授業研究会の様子
中学部授業研究会の様子