幼稚部 餅つき

令和6年12月14日(土)、幼稚部の恒例行事である餅つきをしました。

餅つきには、お父さん方もたくさん参加され、お手伝いしていただきました。

お父さん方には、幼稚部でのお子さんの様子を見ていただく大切な機会でもあり、また、お父さんが活躍する姿を見て、子どもたちもとてもうれしく思う行事です。

餅つきの準備は、本番の数日前から始まります。

臼や杵、せいろ、釜など、餅つきの道具を洗ったり、会場として使う部屋の掃除をしたりするなどの準備は、お母さん方に手伝っていただきました。

その様子を見て、それぞれの作業の意味や理由を知ったり、一緒に考えたりすることも事前の活動として大切にしてきました。

前日の13日(金)には、お母さん方がもち米を研ぐ姿も見ました。

最初は真っ白だった研ぎ汁が、どんどん透き通っていく様子を見て、子どもたちは「おみずが きれいになった!」「もちごめが よくみえるよ!」などと、歓声をあげていました。研ぎ終わったお米を水に浸して、「明日、お餅をついて、食べようね。美味しくなあれ。」とみんなでお願いして、当日を迎えました。

当日は、お天気に恵まれ、中庭で実施することができました。

浸けておいたもち米を少し取り出して、子どもたちと触ってみました。

昨日までは硬かったもち米がホロホロと柔らかく粉々になる様子を見て、子どもたちはびっくりしていました。 まずは、前日水に浸けておいたもち米を水切りし、せいろに移します。

せいろに移したら、いよいよグラグラ煮え立った釜のお湯でもち米を蒸します。

かまどの番をしてくれたのは、お父さん方です。

モクモクと湯気を立てながら蒸されるもち米に、「まだかな。」「もう、できたんじゃない?」とワクワクしながら待つ子どもたち。蒸されたもち米を試食し、「やわらか~い!」「おいしい!」「あまい!」と笑顔を見せていました。

蒸しあがったもち米を臼に移し、いよいよ餅つきが始まります。

まずは、お父さん方が一番重い杵を使って、もち米を力強くこねていきます。

「おとうさん、がんばって!」と、子どもたちから声援が送られました。

こねたもち米を、いよいよつきます。

まずは、力持ち!お父さん方が順番につきました。

つづいて、いよいよ子どもたちの番です。

軽い杵と重い杵のどちらにするか、自分で選びました。

お友達やお父さん、お母さん方からは、大きな声で「よいしょ!よいしょ!」と掛け声がかかり、それに合わせて、ぺったん、ぺったんと、一生懸命つきました。

つきあがった餅をそれぞれの教室に運んだら、次はコロコロ、丸めの作業です。

お母さんと一緒に、楽しみながら餅をちぎったり、丸めたりしました。

つきたてのお餅は、湯気が立ち上るほど熱々で、とっても柔らかく、びよ~んとよく伸びました。

子どもたちは、お母さんと一緒に餅を伸ばしたり、ちぎったりして、餅の感触を楽しみながら丸めていました。

丸めた餅は、焼き網で焼きました。

網の上で、お餅が 「ぷくっ」と膨らみました。

丸めている間、道具の片付けをしてくださっていたお父さん方も合流し、みんなで 「いただきます!!」

いそべ餅、きなこ餅、あんこ餅、砂糖醤油餅など、いろいろな味付けをして、家族でおいしくいただきました。

自分でついたお餅の味は、格別ですね。