筑波技術大学との高大連携プログラム

 筑波技術大学との高大連携プログラムとして、9月24日(火)に高2全員を対象に建築工学、11月29日(金)に希望者を対象に機械工学の講座を実施しました。

 9月24日(火)は、構造力学がご専門である田中晃先生に「物理学から工学へ-振動から地震力の計算へ-」というテーマで、実験・講義をしていただきました。高等学校の物理の教科書の内容が、どのように大学の研究や、建築・地震など身近なものに応用できるのかを学ぶいい機会になりました。質疑応答では、講義の内容の他、一般企業に勤めていたときのお話や、現在の大学生の就職事情などのお話などもしていただき、大変有意義な時間となりました。

 11月29日(金)は、生産加工学がご専門である辻田容希先生(本校普通科卒業生)に「力の可視化-オランダの涙-」というテーマで実験・講義をしていただき、8名の生徒が参加しました。ハンマーで叩いても割れないガラスである「オランダの涙」の唯一の割れる位置とその理由を想像したり、偏光板を用いて観察を行ったりなど、積極的に活動する様子が見られました。他に、辻田容希先生ご自身の研究テーマである放電加工のお話、一般企業で研究者として活躍したのちに大学で研究することになった経緯や、企業と大学の違いなどのお話も分かりやすくしていただきました。

 今回のプログラムは、生徒にとって、理科の知識を深めることができた他、大学や研究について知り、興味を持ついい機会となりました。