関東聾学校中学部卓球大会

10月9日,10日に第54回関東聾学校中学部卓球大会に卓球部生徒15名が出場しました。
大会1日目は団体戦が行われました。男女ともに優勝を目指してこれまで練習に励んできました。予選リーグでは苦戦を強いられる場面もありましたが,男子は1勝1敗,女子は2戦連勝で決勝トーナメントに進出しました。
男子の決勝トーナメント一試合目の相手は立川校。力及ばず敗戦し,3位決定戦に進みました。3位決定戦の相手は予選リーグでも対戦した中央校。実力伯仲の大接戦の末,惜敗し,4位となりました。優勝を目指していたため,生徒たちの表情を見ると笑顔はありませんでした。明日の個人戦にすべてをかける決意を感じました。
女子の決勝トーナメント一試合目の相手は中央校。予選の勢いそのままに勝利することができ,決勝戦へ。相手は明晴校。予選リーグ1位同士の試合は白熱したクロスゲームとなりました。最後の最後で今大会で引退の3年生が勝利し,団体戦優勝を勝ち取ることができました。会場全体から両校に大きな拍手が送られる素晴らしい決勝戦となりました。
大会2日目の個人戦。1年生は2部,2・3年生は1部に出場しました。1年生は半年間の練習の成果を発揮する大舞台です。これまで基礎練習で磨いてきた技術を遺憾なく発揮し,多くの生徒が予選リーグを突破することができました。決勝トーナメントでは,自分の思ったプレーができず,目標であった優勝は勝ち取ることはできませんでした。悔しさに涙がこぼれる生徒もいました。卓球のおもしろさと厳しさを知り,さらに成長する機会となりました。
2年生は初の1部参加,3年生はこれまでの集大成の試合となります。前日の決意を胸に男子は実力を存分に発揮し,全員が決勝トーナメント進出を決めました。決勝トーナメントでは,2年生は1回戦で敗退を喫しました。しかし,負けた悔しさを振り払い,勝ち残った3年生たちに対し,声が枯れるほど応援する姿が見られました。後輩の応援を受けた3年生。決勝まで進むことはできませんでしたが,それぞれが2年半,積み重ねてきたものを出し切りました。あと一歩のところで勝利を逃しましたが,笑顔で大会を終えることができました。
女子は前日の団体戦で優勝した良い流れに乗って予選リーグに臨み,多くの生徒が決勝トーナメントに進出を決めました。決勝トーナメントでは疲れと緊張の中,全員がもてる力の限りを尽くして試合を続けました。その結果,3位入賞を果たすことができました。優勝を掴むことができず,悔しさに涙もあふれましたが,これまで共に練習をしてきた友達と支え合い,前向きに次の目標を定めることができました。
これまで生徒たちを温かく応援してくださった保護者の皆様に心から感謝を申し上げます。関東聾学校中学部卓球大会を終えた今,全員が新しい目標に向かって歩き出しています。今後とも,本校中学部卓球部への応援をよろしくお願いします。







〈結果〉
女子団体戦優勝
2部女子個人戦3位
1部女子個人戦3位
1部男子個人戦3位