作品を台湾へのお土産にしよう(2)


前回の話。

12月の台湾研修旅行、造形芸術科では『臺北市立啟聰學校※1(台北の聾学校)』に作品をお土産にもって行こうという計画を進めています。

作品完成まであともう少し。

(1)の記事は…こちら

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来週の今頃は、もう台湾。

そんな初冬のとある日、とうとうポップアップカード※2がすべて完成したようです。

昨年の修了生の作品と併せて12点、台北に持参します。

 

作品に使われた、昨年度と今年度の専攻科1年生が描いた『台湾と日本』イラストモチーフは、以下のとおり。

台湾『ランタン上げ※3』『台湾衛兵※4』『TAIPEI 101(タイペイいちまるいち)※5』『中国(台湾)茶』『胡椒餅(こしょうもち)※6

日本『日本そば』『花見団子』『東京タワー』『日本茶』『和菓子』

 

これらのイラストを専攻科2年生が使用して制作したポップアップカードを、数点紹介いたします。

 

『台湾衛兵』

凛々しい台湾衛兵が描かれた表紙をめくると…

行進する衛兵たちが出てきます。

一番後ろの衛兵は、中国語で挨拶をしているようです。

おや?
カードを開く動きに合わせて、中華民国の国旗も出て来ました。

 

そして裏表紙には、衛兵交代式が見られる中世紀念堂のイラストです。

 

 

『台湾茶』

中華な雰囲気の中、錦鯉が泳いでいる表紙をめくると…

 

台湾のお茶屋さんの店内が広がります。

窓からは独特の夜景。これはかつて金鉱で栄えた、有名な観光地かな?

テーブルには中国茶、どうぞ召し上がれ。

 

 

『和菓子』

日本の美しい四季をモチーフにしたカード。

美味しい芸術作品を召し上がれ。

 

今週の授業で、台湾での作品紹介方法や内容などを準備します。

さて、生徒たちはどのように、自分たちの力作を紹介するのでしょうか。

お楽しみに。

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※1…日本語にはない漢字がありますので表示がおかしい場合はこちらをご確認ください。→

※2…開く動きに合わせて、絵柄が立体的に飛び出るカードです。

※3…紙製のランタンに願いを記して、空へと上げる台湾の風物詩です。

※4…中華民国の兵隊。中正紀念堂や忠烈祠、国父紀念館では、その施設を守る衛兵の交代式を見ることができます。

※5…台北のランドマークとなっているタワービルディングです。

※6…胡椒餅(こしょうもち)は、豚肉とネギ、胡椒をベースにした餡(あん)を小麦粉の皮で包んだ食べ物です。夜市などで売られており、名物となっています。

 


台湾での様子は、また後日レポートいたします。


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