台湾へ小包を送りました ─コロナ禍での国際交流─


2020年は研修旅行で台湾の聾学校を訪れて、授業の課題で制作した「台湾」「日本」をテーマとした生徒作品を直接お土産として持参する予定でした。

新型コロナウイルスの流行の影響で今年度の研修旅行は中止になってしまい、とても残念に思っていましたが、こんなコロナ禍だからこそ別の形での国際交流をしようと企画し、実施しました。

 


 

生徒たちが段ボールに色々詰めています。

 

「台湾」「日本」をテーマとしたポップアップのグリーティングカード(専攻科2年生の作品)

それから、造形芸術科の生徒たちのメッセージカード。

他にも日本のお菓子や学校公式グッズなど、飛行機で揺られても大丈夫なように工夫して詰めています。

 

宛先はもちろん台湾。

今回はEMSで郵便局から送りました。

 

普段は2~3日で届くEМSですが、新型コロナの影響で何日かかるかわからない、とのこと。

 

「今、飛行機の中かな」「もう台湾に着いたかな」

郵便局のサイトで確認しながら、海の向こうに思いをはせるひと時。

 

意外と早く到着したようです。

台湾の聾学校のフェイスブックに載せていただきました。

(写真:國立台南大学附属啓聰學校のFaceBookより)

 

つい数日前までは自分の目の前にあった自分たちの作品やメッセージが遠く離れた学校のページに掲載されるなんて、とても不思議な感じです。

 


 

思い入れのある作品やメッセージを台湾の聾学校の生徒や先生が見ていただけたことは、やはりとても嬉しいできごとです。

コロナ禍で色々な行事が変更になってしまった2020年ですが、『今だから生まれた国際交流の形』、これは生徒たちにとってまた特別な体験となったのではないかと感じています。



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