東邦大学理学部 佐藤先生によるSPP講座が行われました。

本校高等部普通科は、平成24年度、25年度に引き続き、26年度もサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)に採択され、9月4日に高等部1年生全員を対象にSPP講座を実施しました。東邦大学理学部生物分子科学科の佐藤浩之教授を講師に、学生5名をティーチングアシスタントに迎えました。

講座のテーマは「遺伝子の働きと遺伝子診断―遺伝子でわかるノロウイルスへの感受性―」で、DNAや遺伝子に関する講義、遺伝子診断に関する実験、討議などを行いました。

午前中は、様々な実験のもとになる知識についての講義があり、その後DNAを採取し増幅する実験を行いました。講義では、遺伝情報が身近になっていること、DNAの構造や複製の方法、ノロウイルスに関してのお話がありました。高等部1年生は全員「生物基礎」を履修しており、授業で学習した内容を確認したり、より発展的な内容を学習することができました。実験では、綿棒を使って自分のほおの細胞を取り、細胞を破壊、タンパク質を分解してDNAを取りだしました。その後、PCR法でDNAを増幅させました。

午後は、昼休みに増幅させたDNAを用いて実験の続きを行い、空き時間には遺伝子診断に関する討議を行いました。実験では、遺伝子の塩基配列を分析するために、制限酵素処理を行いDNAを切断する実験を行いました。個人によって、ある塩基配列で切断される人もいれば、切断されない人もいます。その結果でノロウイルスに感染しやすいかどうかがわかります。切断されたかどうかを調べるために、電気泳動を行いました。

電気泳動を行っている間に、グループ内で討議を行い遺伝子診断に関してメリットやデメリットなどを話し合いました。話し合った内容はワークシートにまとめ、各グループごとに発表しました。生徒たちは、夏休みに考えてきたレポートをもとに、積極的な意見交換ができ、大変わかりやすい発表ができました。

最後に、電気泳動の結果を見て、自分がノロウイルスに感染しやすいかどうかを確認しました。今回の講座では、自分の遺伝子を知ることで、遺伝子に関する知識が深まっただけではなく、遺伝情報の取り扱いに関しても深く考えることができ、大変有意義な講座となりました。


2014/09/04〜 アクセスカウンタ

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