東京大学 神崎先生によるSPP講座が行われました(1日目)

昨年度に引き続き、今年度も独立行政法人科学技術振興機構のサイエンス・パートナーシップ・プログラム(SPP)に採択され、1月24日、25日の2日間に渡り、高等部1年生全員を対象にSPP講座を実施しました。東京大学先端科学技術研究センターの神崎亮平教授と安藤規泰助教の2人を講師に迎えました。

SPP講座のテーマは、「ロボットと昆虫で探る,感覚と脳と行動のしくみ−カイコガから学ぶ最先端生命工学−」で、カイコガやロボットを使用して様々な実験を行いました。

1月24日(金)

午前中は、様々な実験のもとになる知識についての講義がありました。

まず、動物の行動のしくみについて、ウミウシやカエルやイトヨなどの動物を例に、どのような行動があるのかを学習しました。そこでは、行動が発生するまでにどのような流れになっているのかを知り、実験で行うカイコガの行動と比較するための知識を得ました。

次に、昆虫の世界とヒトの世界についての講義がありました。動物や昆虫の感覚や能力を知り、住んでいる世界は同じでも、生物によって様々な感じ方があることを学習しました。また、人間同士でも見え方や聞こえ方には個人差があることを知りました。

最後に、昆虫記でも有名なファーブルも考えた、カイコガのオスがメスを探すしくみについてグループで話し合いました。

午後の最初は午前中に考えた意見をグループごとにまとめて発表し、講師からコメントをいただきました。その後、各意見について検証するために、カイコガを使用した実験を行いました。まず、カイコガのメスのフェロモン腺からフェロモンを抽出する実験を行いました。次に、抽出したフェロモンをオスのカイコガに吹きかけて、行動の様子を観察しました。触角があるものとないものを比較することで、オスのカイコガは触角でフェロモンを受容していることを確認することができました。最後に、カイコガの脳や神経節のはたらきを考察するために、オスのカイコガを頭・胸・腹の3つの部位に切断して、行動を観察しました。

生徒たちは講義で得た知識をもとに、カイコガを使用した実験に積極的に取り組み、様々な考察をすることができました。


2014/01/27〜 アクセスカウンタ

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