研究・研修部主催の校内研修会

恒例の校内研修会が2月14日に開催されました。これは、毎年、研究・研修推進部で各部の意向を反映しながら企画立案し、3学期に実施する全校教員対象の学習の場です。 今回は、学校教育局次長の石隈利紀先生(筑波大学教授:学校心理士)「みんなが資源、みんなで支援−子どもの欲求(wants)と援助ニーズ(needs)は同じか−」という演題でわかりやすく約1時間にわたり講演をしていただきました。石隈先生は、この日、高等部2年生に心理学の授業を5・6校時に行い、その後に引き続いて、本講演に臨まれました。 

現代の無痛文明社会に生きる子どもたちは苦戦をしいられていて、本来の発達課題を適切な時期に乗り越えることができず、積み残し課題に同時に取り組みながら成長することがあるという指摘から、本題にある個人的なwantsと社会的なneedsを区別して、チーム援助をすることの大切さを語りかけるような口調でお話しされました。

 印象に残ったのは、「日本型の援助チーム」(濃淡のある絵を重ねるチーム)の持つ良さをいかに実践で生かすかとういことと、「にせチーム」にならないための一人一人の努力がケース会議や有意義な引き継ぎのためのカギになるということでした。援助チームが奏功するためには、事実を受けとる、見立ては変更できる、感情は受け流すという心の構えは、子どもたちや保護者、それに同僚との話し合いをスムーズに行う大きなポイントになることを改めて認識しました。 

石隈先生は、明日(2/15)から米国に行かれるとのことでした。ご多忙であるのにもかかわらず、小雨の降る寒い中、筑波からここ国府台までお出でいただき、有意義なご講演を聴けたのは企画した側としても準備のし甲斐がありました。


2012/02/17〜 アクセスカウンタ

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