ボリビア国特別支援教育プロジェクトへの協力

11月7日(月)から18日(金)の2週間、ボリビア国の先生方が本校を訪れました。 これは、JICA東京から筑波大学特別支援教育研究センターが依頼を受けたプロジェクトに本校が協力(研修員の受け入れ)したものです。

このプロジェクトは,ボリビアの「特別支援教育の新規教員養成」と「特別支援学校教員の人材育成」を主な目的としたものです。同センターで1週間の研修を受けた後、2週間にわたって本校で研修を行い、その後、再び同センターでの1週間のまとめの研修、およびJICA東京での研修成果報告・評価会を行うというプログラムです。

来校したボリビアからの先生方は,シモンボリーバル教員養成校とエンリケフィノット教員養成校教員にアウディオロヒア聾学校の教員,フリアヒメネスデグティエレス聾学校の教員の計6名でした。

帰国後はボリビアの聴覚障害教育教員の養成事業を担う人材として期待されている教員だそうです。日本の聴覚障害教育の現場から様々なことを吸収しようという意気込みが感じられました。

本校での研修は以下の日程で実施されました。

11月7日(月) 日本の聴覚障害教育と筑波大学附属聴覚特別支援学校概要説明
乳幼児教育相談の参観と質疑応答
   8日(火) 幼稚部の参観と質疑応答、聴能関係の講義
   9日(水) 高等部普通科の参観と質疑応答
  10日(木) 中学部の参観と質疑応答
  11日(金) 小学部の参観と質疑応答
  14日(月) 全校避難訓練の見学、幼稚部教員との懇談
  15日(火) 高等部専攻科の参観と質疑応答
  16日(水) 教材教具に関する講義、施設見学,寄宿舎指導員との懇談
  17日(木) 筑波技術大学訪問(引率:筑波大学特別支援教育研究センター)
  18日(金) 小学部音楽授業の参観 発音指導の参観と質疑応答 保健室の見学と養護教諭への質疑応答 ボリビア民族ダンスを披露 副校長各部主事主任との懇談 

各学部の参観では、授業の詳細をメモする姿が見られました。質疑応答では連日予定時間をオーバーしての意見交換が行われました。

14日に実施した全校避難訓練もご覧いただきました。全校幼児児童生徒が教員の指示に従って避難する様子には感心したようでした。避難訓練後、ボリビアの先生方は「ボリビアでは学校において避難訓練なるものは行っていない。とても珍しく貴重な体験をさせていただいた。煙の中を避難することの難しさには驚いた。」と述べておられました。

18日の最終日、ボリビアの民族ダンスを披露してくださるとのことで、体育館には多くの幼児児童生徒が集まりました。ボリビアの先生方は、持参した民族衣装に着替え、お祝いや祭りで踊るとされるダンスを軽快に踊ってくださいました。ダンスの終了後には,用意してあったボリビアの民芸品が配られました。

ボリビアの先生方は、特別支援教育研究センターでのまとめの研修を受けた後,JICA東京において研修成果を報告する分析・評価会を行ったそうです。そこで述べられた感想の一部を紹介します。

11月10日、ボリビア教育省高等教育次官テラサス・アルマンド氏ら3名が本校を訪れました。

朝から夕刻まで各部局の授業を参観され、またボリビアからの6名の研修員の研修の様子を視察されました。また,副校長との懇談では「特別支援教育における職業教育と就労支援の重要性」について等、特別支援教育に係わる様々な話題について情報交換が行われました。


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