平成21年度 第2学期 始業式

校長 四日市 章

【幼稚部の始業式】 【高等部の始業式】

平成21年9月1日(火)、2月期の始業式が行われました。ここでは、中学部高等部始業式における学校長のお話を紹介いたします。

今日から2学期が始まります。今年の夏は暑かったり涼しかったりと、安定しない天気でした。みなさんの夏休みはどうでしたか。部活動の試合、勉強、そして家族や友達と一緒に過ごした時間など、楽しく、有意義に過ごすことができたでしょうか。

私はこの夏に、東南アジアのタイ王国に行きました。タイは仏教の盛んな国で、赤や青の色できれいにかざられた、とても大きな、すばらしい寺院がありました。首都バンコクでは、街の上の方を、高速道路や高架鉄道が走り、その下には、5車線、6車線の幅広い道路が整備され、日本のトヨタの自動車が、大渋滞をおこすほど、あふれていました。現代的な高層ビルもたくさん建っていましたし、建築中のものもありました。その一方では、簡単な布の屋根と、商品を並べる2m位の幅の台でできた露店が、街の多くの場所に所狭しとたくさん立ち並び、肉、魚、くだものなどの食べ物、生活用品、お花、おみやげ品など、さまざまな物が売られていました。そして、大きな住宅の隣に、私が小さい頃に日本でも見た、薄いトタン板の小さな家もたくさん並んで建っていました。私が自分の目で、実際に見たタイの国は、まさに今、発展している、若いエネルギーにあふれた国という感じがしました。私の想像をはるかに超えた、いろいろな人々の、さまざまな生活がそこにはありました。アジアの、発展している国のようすは、人から聞いたり、本で読んだことはありましたが、自分の目で見たときのおどろきの気持ちは、ことばでは簡単には、いい表せないものでした。普段見なれている日本とは違う、外国のようすを実際に見て、経験したことは、私にいろいろなことを考えさせました。

みなさんは、学校で多くのことを学びます。しかし、知識として知っている、覚えている、ということと、自分の目で実際に見て、何かを感じる、分かる、そして考えるということとは、必ずしも同じではありません。人は、経験を通して、文字で学んだ知識を自分のものとして、将来の行動に活かしていくことができるように思います。みなさんはこれから、いろいろな経験をしていくでしょう。一つ一つの経験を大切にして、そこからいろいろなことを考え、将来の自分をつくっていってほしいと思います。

2学期には、体育祭や文化祭などの大きな行事があります。行事も特別な経験です。一生懸命に取り組んで、いつもの授業では経験できないことをぜひ学んで下さい。

また、この秋と冬には、新型インフルエンザが新たに流行するといわれています。重症化する人も出ているようです。うがいや手洗いなど、毎日の健康管理にも充分気を配って、青空のもとで元気に2学期を過ごして下さい。

平成21年9月1日

筑波大学附属聴覚特別支援学校長 四日市 章


2009/09/03〜 アクセスカウンタ

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