| 【小学部児童卒業証書授与の様子】 | 【国歌斉唱の様子】 |
平成21年3月14日(土)、平成20年度の卒業証書修了証書授与式が本校体育館で行われました。ここでは、学校長の式辞をご紹介いたします。
やわらかな風が、あたらしい春をはこんでくれています。本日、平成20年度の卒業式をみなさんと一緒に迎えられたことを、たいへんうれしく思います。小学部卒業生12名、中学部卒業生14名、高等部普通科卒業生24名、専攻科修了生17名のみなさん、おめでとうございます。
そして、ご家族の皆様方も、子どもさんの成長の節目を迎えられ、大きな喜びや安堵とともに、これまでのたくさんの思い出が胸に浮かび、感激もひとしおのことと思います。そして、子どもたちのさらなる成長への期待もまたふくらんでおられるでしょう。本校教職員一同、卒業を心よりお祝い申し上げます。また、この間、本校の教育や運営にお力添えいただき、今日の日を迎えられましたことを、改めて感謝申し上げます。
小学部、中学部、高等部をそれぞれ卒業し、さらにこの学校での勉強を重ねていくみなさん。今、どんな気持ちでしょうか。それぞれが、今日の卒業式を迎え、充実した気持ちでいることと思います。その気持ちを大切に心にとどめて、これからも自分自身をさらに磨いていってください。4月からはそれぞれが、新しい一歩を踏み出します。知識をさらに深め、からだをきたえるとともに、思いやりの心を育てていってください。友達と一緒に喜び、悩みや苦しみを分かち合える、そういう心を自分の中に育てていってください。知識も体力も心も、毎日の、少しずつの努力が積み重なることによって、自分でも気づかないうちに、大きな力となっていきます。
さて、いよいよこの国府台の地、「われらの楽園」を離れ、職業人あるいは学生 して、広い社会へと羽ばたいて行くみなさん、自分の可能性を信じて、それぞれの夢に向かって進んで行ってください。新しい社会への大きな期待とともに、不安もあるでしょう。人は努力して生きていこうとする時、不安もあるものです。そんな時には悩んでいる自分は一人ではないことに気づいてください。みなさんのまわりには、友達がいます。家族や先生方が見守ってくれています。みなさんは、そういった多くの人に支えられていることを思い出してください。そして、みなさんもまた、多くの人を支える人間になってほしいと思います。これから先の長い人生を、どうか胸を張って、真っ直ぐ前を見て進んで行ってください。本校で培った力を社会のさまざまな場で発揮し、楽しく、充実した人生を送ってくれることを期待しています。
今年度も多くの方々のご指導・ご支援を得て、本校の1年間の活動を展開することができました。本校は、全国で唯一の国立の聴覚特別支援学校として、充実した教育活動を行うとともに、多くの学校を支援する立場にあります。この役割は容易ではありませんが、教職員一丸となってそのための努力を続けております。社会の状況がたえず変化し、学校の在り方が問われ続ける時代ではありますが、本校の歴史的な資産を大切にし、さらに、これからの聴覚障害教育を見通して、教育や研究の活動を発展させて行きたいと考えております。
最後になりましたが、大学を代表してご列席いただきました、本学副学長水林博先生、ご列席賜りましたご来賓の皆様方、本日は誠にありがとうございました。これからも本校の教育に温かいご支援を賜り、在校生、卒業生を見守り、育てて頂きますよよろしくお願い申し上げます。卒業生・修了生一人一人の輝かしい未来を祈って式辞と致します。
平成21年3月14日
筑波大学附属聴覚特別支援学校長 四日市 章
2009/04/13〜