12月22日(火)、2学期の終業式が行われました。四日市校長先生がお話されたことをご紹介いたします。
木々の葉もすっかり落ち、寒い季節となりました。今日で、2学期が終わります。2学期を振り返ってみると、みんなよく頑張り、スポーツの記録や、文化的な活動での受賞など、多くの成果をあげることができました。しかし今年はまた、新型インフルエンザの影響も受けてしまいました。いろいろな行事の延期や、文化祭での展示の一部中止、学級閉鎖など、みなさんの日頃の力を出し切れず、残念なこともありました。日本で、新型インフルエンザにかかった人は、1,200万人を越え、亡くなった方も100人に達してしまったそうです。
インフルエンザのほかに、この2学期の出来事で私の印象に残っているのは、韓国のソウル聾学校の訪問でした。韓国は日本の隣の国であり、気候や風土、生活のようすなども、似ているところが多いように感じました。また韓国は、日本の歴史の中ではとても重要な国です。古くから、韓国を通って日本に入って来た中国の文化、そして韓国の文化から、日本は多くのことを学んできました。しかし、昭和の時代に、日本は外国との戦争の中で、韓国を併合しました。そのために、韓国の多くの人びとは、日本に対して大変悪い感情をもつことになってしまったようです。そして戦争後も、残念なことに、日本と韓国との交流はあまりありませんでした。しかし最近では、交流も始まり、少しずつ盛んになってきたようです。韓国のドラマなどもテレビでたくさん放映されています。
今回、ソウル聾学校を訪問して、玄関を入ると、学校の歴史が展示してありました。この学校が始まったのは、第二次世界大戦の前で、最初は日本人の校長先生だったことが分かりました。また、ソウル聾学校の先生からお話をお聞きし、その頃は、日本人の聴覚障害児と韓国の聴覚障害児が一緒に勉強をしていたということも知りました。このような展示があったり、韓国の先生と昔のことをお話しできるのはとてもうれしいことだと思いました。戦争の傷が深く残っているときには、このようなことはできなかったと思います。これからは、外国の人、特に、韓国をはじめ日本に近いアジアの人と、国際的に協力していくことは、とても大切なことになるでしょう。そのためには、日本とアジアの歴史や現在のことについて、みなさんがよく学び、また韓国の若い人にも勉強してもらって、お互いによく理解し合い、それをもとに、みなさんがこれからの新しい日本をつくっていくことが求められます。そしてそれは、これからの時代を生きる、みなさんの大切な仕事になるでしょう。そのためには、日本語や英語の力、歴史、地理などの知識、そして、ものごとをきちんと考える力が必要となります。将来の自分のために、今の自分をしっかりみがいてほしいと思います。
明日から冬休みです。2学期の復習もしなければなりませんが、クリスマスやお正月など楽しいこともあります。友達や家族の人と一緒に、有意義な時間を過ごして下さい。お正月が終わると、3学期がすぐに始まります。今年度最後の学期ですから、悔いのないようにしっかり頑張って下さい。先ほど新型インフルエンザのことを話しましたが、インフルエンザもまだまだ心配です。今までのように、手洗いやうがいなどに心がけ、しっかりと休養や栄養を摂って、冬休みを元気で、楽しく過ごして下さい。
平成21年12月22日 四日市 章
以下の写真は、終業式後(12月25日)校内を撮影したものです。
![]() |
![]() |
| 【小学部校庭のケヤキ】 | 【寄宿舎(男子寮)】 |
![]() |
![]() |
| 【秋篠宮両殿下御来校記念樹】 | 【江戸川と東京都内】 |
![]() |
2010/01/05〜 |
| 【中学部中庭のゆず】 |