卒業生の声|筑波大学附属聴覚特別支援学校 歯科技工科 

卒業生の声

第3回 石黒 孝一さん(1期生)

石黒孝一さん

歯科技工士としてのあゆみ

1974年に東京教育大学附属聾学校(現 筑波大学附属聴覚特別支援学校)歯科技工科を卒業し、歯科医院で歯科技工士として働き始めました。経験を積んだのち、1985年に「オーラルデンタル」の院内ラボとして独立し、1990年には有限会社ベルデンタルラボラトリーを開業するに至りました。
2004年からは墨田歯科技工士会会長を務めています。2006年には日本歯科技工学会第28回学術大会では論文を発表をしました。

日本歯科技工士学会ポスター発表
日本歯科技工士学会第28回学術大会でポスター発表

私の誇り「プロの道」

私は、生涯職業として「歯科技工士」の誇りを持っています。一般企業のサラリーマンや公務員などは60才で定年となりますが、歯科技工士は生涯プロの道です。
プロの道は険しく、楽でないのが当たり前です。

私自身、29才で2世帯住宅を建てて親孝行することが出来ました。
40才で会社経営の夢を実現出来たし、最近は日本歯科技工学会で論文を発表することが出来ました。 他に、1992年に「自立更正」東京都知事賞、1999年には「自立更正」厚生労働大臣賞を受賞し、その他にもボランティア活動功労賞、身体障害者相談員長年活動感謝状など多数の表彰を受けました。

耳が不自由でも頑張ればすばらしい夢と成功を実現することが出来ます。後輩たちにも頑張ってほしいと思います。

(2008年)

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