2019年5月23日の木曜日、「銀座」へ、見学に行きました。
銀座には日本でも有数のデザインギャラリーがたくさん集まっており、そのいくつかを廻る行事がこのデザインギャラリー見学です。
市川駅から総武線で1本、新橋駅で降りたらそのまま地下のショッピング街を抜けます。
しばらくすると左右共に空の見える開けた空間に変わります。
そこの右側は「いつもみんながテレビで見ている『日テレ』のイベントなどをしている広場だよ」と紹介すると生徒たちは興味津々。
そこからさらに進んでいき、カレッタ汐留に到着。
今回の最初の目的地アドミュージアムは、このカレッタ汐留内にあります。
分かりやすい日本の広告の歴史と実物の展示を熱心に鑑賞。
手話のできる係の方に、直接説明を受けたり質問したりといった様子も見られました。
併設の図書館なども見学し、気が付いたら予定よりも長くアドミュージアムを堪能。
アドミュージアムの後には、ペコペコの腹時計に催促されカレッタ汐留内のレストランで昼食です。
少し遅めでしたが、会社員の方々とランチタイムがずれたことで混雑を避けられ、逆に良かったのかもしれません。
今の行事は、デザインを学ぶ高3、専1、専2の3学年が一緒に実施しています。
実は普段の校内では、高3と専攻科生が一緒に活動する時間は、あまりありません。
ですから初めて話す生徒同士もいたようですが、お互いに興味の似ている「造形好きな生徒たち」、話もはずんで楽しく&美味しいランチタイムになったようです。
昼食後に汐留を出発、「クリエイションギャラリーG8」へ向かいます。
リクルート後援のギャラリーで、国内外のトップデザイナーの作品が鑑賞できます。
この日は展示換えの期間でしたので見学は出来ませんでしたが、場所を覚えて、次はそれぞれが好きな時に見に行ってほしいと考え、ギャラリー紹介のために寄りました。
3番目の目的地は、G8の姉妹ギャラリーである「ガーディアンガーデン」。
新人を応援するギャラリーで、柔軟な新しい発想などに出会えることの多いこじんまりとしたスペースです。
今回は映像表現の展示を開催中でした。
「ガーディアンガーデン」を出たら中央通りの方へ向かいます。
その途中にあるのが4番目の目的地、大日本印刷運営の「ギンザグラフィックギャラリー(ggg)」。
ここも国内外の有名なデザイナーを特集して展示しているデザイン専門のギャラリーです。
高度な作品に生徒達は興味津々、見入っていました。
ギンザグラフィックギャラリーを後にしたら中央通りへ出ます。
そしてそのまま銀座一丁目方面へ歩きます。
日本一地価の高い鳩居堂前をとおりながら、銀座4丁目交差点へ。
立ち並ぶ店舗のディスプレイデザインに目を惹かれ、「あ、これ作品の参考になるね」なんて写真を撮りながら、松屋銀座内のデザインギャラリーへ。
今回の展示はこんなユニークな展示でした。
ここはギャラリーも良いのですが、ショップに並ぶデザイン商品も見ごたえがあります。
そのアイディア、フォルム、機能などに感心しながら実際に手に取って、プロダクトデザインに触れたひと時でした。
松屋銀座を出たら次が最後の目的地です。
「銀座伊東屋」
老舗の文房具やさんですが、こちらにも優れたデザインの品物、画材や用具など、制作の参考になるものがぎっしりと並んでいます。
各フロアを回りながら、気に入った画材を購入したりアイディアをもらったりしながら1階まで下りてきて、見学終了。
実はかなりな距離を歩いているデザインギャラリー見学、今回は汐留から銀座一丁目まで、本当に多くのものを見ることのできる機会となりました。
この行事を経て、個々でもギャラリーをめぐったり、街中の空間やディスプレーなどからヒントやアイディアを得ることを意識したりする、そのようなきっかけとなることを願っています。