学校長挨拶

学校長 四日市 章

昨年度本校ではたいへん大きな行事がありました。ひとつは国際会議(APCD)・全日聾研の大会でしたが、多くの方々のご支援を得て成功裏に終えることができました。外国の方を含む約700名の先生方が本校の教育を直接ご覧になり、我が国聴覚障害教育の代表校としての役割を果たせたと思います。PTA関係の多くの方々にも大変ご苦労頂き、特に、全国聾学校PTA連合会・丸谷俊博会長、本校PTA・伊藤芳久会長には大変お世話になりました。家庭教育を考える部会での伊藤会長のご講演や歓迎レセプションへの多くの方々のご参加など、陰に日向にお世話になりました。この間のPTAからのご協力・ご支援に改めて感謝申し上げます。

もう一つは、APCDがご縁での秋篠宮同妃両殿下のご来校でした。多くの保護者の方々にもお迎えやお見送りを頂き、とても印象に残るご訪問となりました。両殿下からは、本校の子どもたちににたくさんのお言葉を頂き、たいへん心に残る出来事となり、またこの教育を一般の方々に広く理解してもらう上でもよかったと思います。

今年度からの大きな出来事として、校名の変更があります。4月から本校の正式名称は「筑波大学附属聴覚特別支援学校」となりました。聾学校という名称の存続については、保護者や同窓会の方々、本校教職員等の強い希望があり、関係の方々に説明やお願いをして参りました。昨年12月には、伊藤PTA会長、同窓会代表の浅野史行氏と共に、岩崎洋一本学学長にもお願いを致しました。しかし、学校教育法という大きな法律の改正であり、附属聾学校という名称は正式な場で単独では使えなくなりましたが、正式名と併記の形で通称として使うことが認められました。これは、大学の規則の中にも書かれています。正式名称と通称の使い方については、まだはっきりと決まっていない部分もあり、今後検討していきたいと思っております。今回の校名変更の背景には、我が国の障害児教育全体に対する考え方が大きく変わり、盲・聾・養護学校等の子ども達だけでなく、通常の学級はじめ様々な場で学ぶ子どもたちを、障害の種別を越えて教育・支援することになったことがあります。そのため聾学校にも、多様な場にいる聴覚障害児に直接・間接的に教育・支援を行うことが求められ、世の中の期待も大きくなります。このような状況の変化はありますが、本校はこれまで歴史的に積み上げてきた教育を今後も推し進め、聴覚障害教育を専門とする我が国唯一の国立大学附属学校としての責任を担っていくことに変わりはありません。保護者の方々にも、本校教育への一層のご理解とご支援をお願い致します。

最後に、今年度のPTA役員が本日決まりました。学校と保護者との連携は大変重要であり、ご家庭でのご事情等もございましょうが、どうかPTA活動に今後もご協力頂きたく、宜しくお願い致します。

筑波大学附属聾学校
『PTAだより・平成19年6月8日発行』より


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